【2023版】新年会とは?参加者も幹事も知っておきたいマナーから出し物まで一挙解説!

新年会とは

新年会とは年の初めに、会社等の団体で一年の始まりを祝う行事です。

しかしその由来や新年会を行う目的、そしていつ頃までにどんな内容で行うのか、服装などのマナー等はあまり知られてないのではないでしょうか。

そこで今回のコラムでは新年会とはどういうものでどんな意味があるのか、どういう風に準備や参加をすればよいのかについて、深堀りしてご紹介したいと思います。

新年会の幹事を任された方はもちろん、新年会を楽しみにしている方、新年会のマナーを知りたい方、そして新年会がちょっと面倒に感じている方もぜひご一読いただき、新年会を楽しむことにお役立てください。

あわせて2023年新年会の、コロナ禍ならではの配慮もお伝えするのでご参考下さい!

新年会とはいつから何のために行われているの?

新年のイメージ

まずは、そもそも新年会とはいつ頃から何のために行われているのか、起源や目的を知っておきましょう。

新年会の起源・由来

新年会は、古来の宮中行事のひとつである「元日節会(がんじつのせちえ)」が起源といわれています。

元日節会は途中数十年間の中断期間があったものの、奈良時代から明治維新まで続いていた宮中行事で、宮中で皇族や大使等を招いて新年の祝賀として宴が執り行われていたものです。

明治以降は「新年宴会」と名称を変え、新年宴会が行われる1月5日は祝祭日ともなっていました。

戦後からは「新年祝賀の儀」として、元日に執り行われる国事行為として現在も受け継がれています。

このように宮中で新年を祝うために執り行われた宴が、一般の我々にも浸透したのではないかといわれています。

現代の新年会の目的とは

現代の新年会も、ただ単に「行事だから」でなんとなく行われているわけではありません。

新年会には目的があり、大きく分けると次の3つです。

  1. 新年の挨拶
  2. 新年の新たな思いを共有する(目標、方針など)
  3. 親睦を深める

特に会社で催される新年会では、新年の挨拶を大勢で交わすことで仕事モードへの切り替えを行い、今年の目標や経営方針などを共有することによって仕事へのモチベーションをアップさせる目的が掲げられているケースが多いです。

また、新年会が行われる団体によっては、上記3つの目的以外にも個別に目的があります。

たとえば老人ホームなどでは新年会を催すことで、利用者様に季節感を味わってもらうという目的も含まれています。

また、茶道ではお茶会と新年会を合わせたような「初釜」と呼ばれる行事があり、「年が明けて初めて釜に火を入れる」といった意味稽古はじめといった目的もあります。

新年会が行われる組織やグループとは

新年会といえば会社を連想しますが、先述の老人ホームなど様々な組織やグループで開催されています。

  • 会社
  • 習い事
  • サークル
  • 地域
  • 学校関連
  • 家族・親族
  • 友だち
  • 福祉施設
  • 児童センター
  • オンラインサロン・コミュニティ

など、人が集まるところでは新年会が開かれるケースがたくさんあります。

最近ではコロナ禍の影響もあり、オンラインサロンのメンバーが集まっての新年会も、ミーティングツール等を使って開催されています。

新年会を開催する時期はいつ?

基本的には1月中に行われる場合がほとんどです。

ですが新年明けてからは何かと忙しいもので、準備が遅れたり1月中にできないこともあるでしょう。

一般的に新年会は、旧暦のお正月にあたる旧正月までに行うのがベターといわれています。

旧正月は毎年月日が変わり、2023年の旧正月は1月22日と早いのですが、例年2月上旬から中旬であることが多いです。

したがって新年会を開催する時期は、会社の場合、仕事始めの週の週末や翌週の週末などから遅くとも2月上旬から中旬頃までに行うとよいでしょう。

新年会に参加する場合のマナーとは?

新年会のマナーとは

新年会に呼ばれた場合、場合によってはマナーがあります。

服装は?

新年会に出席する場合、意外と悩むのが服装です。

服装は新年会の会場と集まりの内容によって異なります。

会社の新年会の場合、普段から堅めな服装の会社とカジュアルな会社とがあり業種によっても雰囲気は異なるため、社風に合わせた服装が望ましいです。

それ以外の場合はオフィスカジュアルでOKな場合がほとんどです。

会場の格式に合わせることも大切です。

きちんとしたホテル等の場合はある程度きちんとした服装がもとめられ、大衆的なお店が会場の場合はそこまでかしこまらなくてもよいでしょう。

ほかにも初釜や着付け教室の新年会であれば和服、英会話などの習い事の新年会であればドレスコードなど服装に一定の決まりがある場合もあります。

分からない場合はその集まりのリーダーや先輩に確認してみるとよいでしょう。

会費は?

新年会は会費制である場合が多く、一般的に新年会の案内時に会費も明記されているか、何らかのアナウンスがある場合がほとんどです。

会費制の場合は、その集まりのルールに従って幹事にお支払いします。

一方で、新年会の会費が明記されていない場合もあります。

たとえば会社の取引先から新年会に誘われた場合、会費が明記されてなかったり「不要です」といわれた場合でも、お金を用意していった方がスマートです。

その際は現金をお財布から出して渡すのではなく、簡易的なのし袋の「のし封筒」や通常の「のし袋」に入れておくとよいでしょう。

のし書は「御礼」が一般的ですが、「新年祝賀 御祝」と書いても失礼ではありません。

明確に招待されている場合には「御樽代」または「御樽料」でもよいです。

新年会 のし袋

また、事前にアナウンスされている場合でも、会費を封筒に入れて持っていくと丁寧です。

その際はのし袋ではなく一般的な白封筒にお釣りのないように入れておき、裏に氏名を書いておくと後でわかりやすくて便利です。

新年会の会費について不明な点があれば、会社であれば上司や先輩、場合によっては総務部などに確認しておくと安心です。

会社以外の集まりであれば、そのグループで信頼できる先輩などに例年はどのようにしているかをたずねておくとよいでしょう。

いずれにしても、あらかじめお金を準備しておけば臨機応変に対応ができます。

意外とありがちなのが親族から新年会に招かれたケースです。

関係性にもよりますが、親族が一堂に会して食事等おもてなしして頂く場合、「御年賀」としてお金を包むこともあります。

この場合も今までの慣例などを目上の兄弟姉妹や親族に聞いてみるとよいですね。

手土産は?

通常の新年会であれば、手土産を用意していく必要はありません。

ただ、先述のように取引先や目上の方に招かれた場合は、手土産を持参することもあります。

その際は「のし」をつけてもらい、のし書きは「御年賀」とします。

また、親族での新年会であればやはり「御年賀」として手土産を持参することもあります。

こちらも今までの慣例を確認してみるとよいでしょう。

新年会の幹事になったらやることリスト

新年会 やることリストとは

では新年会の幹事になったら、どのように準備を進めていけばよいのでしょうか。

先述の通り、新年会とは意外と意味のある会でもあるので、やることリストをつくって進めていくと漏れを防ぐことができます。

  1. 日程(いつにするか)の決定
  2. 会場選び
  3. 料理・メニュー
  4. 案内文・案内メール
  5. 当日スケジュール(司会進行・席順)を決める
  6. 出し物の企画・準備
  7. 二次会の候補決め

ではそれぞれをもう少し詳しくみてみましょう。

1.日程(いつにするか)の決定

まずは新年会を開催する日時を決定します。

先述の通り、新年会は1月中か遅くとも2月上旬までに開催するのが通例です。

まずはグループや団体の長など主役となる方や、会社であれば社長や管理職や上司といった主要メンバーの日程を抑えるのがポイントです。

新年会が例年行われている場合は、昨年度や今までの日程を参考に決めるとスムーズです。

主要メンバーのスケジュールを押さえつつなるべく参加者が多い日程をチョイスし、ここである程度参加人数の目安をつけておきましょう。

2.会場選び

日程が決まれば新年会の会場を選びます。

会場はお店を利用する場合が多いですが、場合によってはホテルや旅館を利用したり、会社の会議室や地域の集会場などを借りて行う場合もあります。

今まではどこで開催していたかを確認し、慣例的に使用する会場があればそこを、なければ例年に準ずる会場を予約するとよいでしょう。

  • 開催日に予定人数を収容できるか
  • 参加者がまんべんなく楽しめるお店か(料理や雰囲気に偏りがないか)
  • 座敷かイスか(高齢者が多い場合はイスの方が好ましいケースもある)
  • 感染予防対策は行われているか

このあたりを押さえておくと絞り込みやすいです。

できれば下見をしておくと、雰囲気や周囲席との距離感、交通の便などもわかるので安心ですね。

また、2023年の新年会もコロナ禍での開催となるため、会場の感染予防対策として「席の十分な間隔」「定期的な換気」「店内の定期的な消毒」が行われているかもチェックしておきましょう。

3.料理・メニュー

会場が決まったら新年会の料理やメニューを決めます。

お店やホテルなどの会場で行う場合はコース料理を予約するケースがほとんどだと思いますが、

  • 会費予算
  • 料理の味とボリューム
  • 料理の提供のタイミング(初めにほぼ揃うのか、順次提供されるのか)
  • 参加者の年代
  • 参加者の男女比

を考慮して決めましょう。

男性が多い場合はボリュームも重視したいですし、女性が多い場合は女性好みのメニューや雰囲気かどうかをチェックしとくと、参加者の満足度が高くなります。

また、会社の会議室やどこかの会場を借りて行う場合は、ケータリングサービスを利用したり仕出しやお弁当などをとることになります。

後述しますがコロナ禍となった昨今、新年会や忘年会・親睦会などの集まりは、お店に出向くよりも会社やいつも集まっている場所などを会場としてケータリングや仕出し弁当をとって行うケースが増えています。

このような場合でも料理を決める際は上記を考慮しつつ、料理の配達サービスの有無も確認しておくと良いでしょう。

<参考コラム>ケータリングサービスって?年末年始の忘年会やクリスマスは会社やご自宅で!

4.案内文・案内メール

お店まで決まったら文書やメールで新年会の案内をします。

最近はメールやSNSツールでの案内が主流ですが、文書を回す場合と同様に以下のポイントを記載しておきましょう。

  • 日時
  • 会場名・会場場所
  • 会費
  • ドレスコード(あれば)
  • 幹事名
  • 出欠等の連絡先

出欠の確認を取る場合は、期日と回答方法も忘れずに記載しておきましょう。

なお、日程が決まった段階で一次案内をしておいてもよいでしょう。

5.当日スケジュール(司会進行・席順)を決める

日にちと会場が決まったら、新年会当日のスケジュールと席順を決めておきます。

席順は上座のみ決める場合や部署やグループごと分ける場合などがあります。

席順を決めておくと当日席を案内しやすく、参加者がどこに座るか迷うことなく着席できるので開始が押す心配も軽減できます。

基本的に司会は幹事がするケースが多く、次のようなスケジュールで進むのが一般的です。

  1. 挨拶
  2. 乾杯
  3. 食事・歓談
  4. 出し物(あれば)
  5. 締めの挨拶

挨拶は通常主要となる方(グループの長や社長、上司など)にお願いするため、当日いきなり当人にお願いするのではなく事前にお願いしておくとスムーズです。

乾杯の音頭、締めの挨拶をお願いする方へも事前に依頼しておきましょう。

なお、これらは幹事が司会として行う場合もあります。

6.出し物の企画・準備

新年会の中でビンゴゲームなどの出し物を行うことも多いのではないでしょうか。

出し物は乾杯後、食事や歓談をある程度楽しんだ後に予定しておくのが最も一般的です。

大体目安の時間は15分~20分程度で、ビンゴゲームなどでは人数によってもう少し時間を多めに見ておくとよいでしょう。

コロナ禍による密の回避やコンプライアンスの強化といった時代背景もあり、特に会社の新年会では、かつてのような宴会の出し物は今はあまりないかもしれません。

一般的に新年会でよく取り入れられる出し物は、

  • ビンゴゲーム
  • マジック
  • けん玉

多くの場合、参加型であればビンゴゲーム、見せる系であればマジックやけん玉などが出し物として無難です。

ビンゴゲームの場合は備品や景品の準備が事前に必要となるので、予算の有無も含めて検討しましょう。

また、歌の上手な方や歌のお好きな方がいる場合は歌を披露してもらうケースもあり、マジックやけん玉など仲間に得意な人がいれば披露してもらうのもひとつです。

マジックやけん玉、歌などは事前にお願いしておくとよいでしょう。

出し物を行うかどうかも今までの慣例を参考に決めると失敗が少ないですが、場合によってはコロナ禍を考慮して2023年では中止としてもよいかもしれませんね。

7.二次会の候補決め

新年会の後には、二次会が開催されるかもしれません。

できれば二次会の候補もいくつか見当をつけておくと、いざというときに慌てなくてすみます。

  • 新年会の会場から近い
  • 収容人数
  • 目的(カラオケ、飲みなおし、食事、歓談など)
  • 感染予防対策は行われているか

これらを考慮して、目的別に見当をつけておくとよいでしょう。

新年会から引き続き幹事を任された場合でも、メンバーの要望が目的のいずれに合いそうかを見極めて、お店を選ぶと失敗が少ないです。

もちろん「二次会は個別にご自由に行ってください」というパターンもあります。

その時の雰囲気やメンバーにあわせて、臨機応変に対応しましょう。

2023年コロナ禍の新年会とは

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最近では色々な面で緩和されてきたといえど、記事中でも述べたように2023年の新年会も引き続きコロナ禍であることには変わり有りません。

参加者が安心して新年会へ出席できるように、やはり注意は払いたいものです。

案内文に感染対策の文言を入れる

新年会の案内文や案内メールに、感染対策の文言を入れておきましょう。

個人の感染対策を促す文言だけでなく、会場での感染対策をお伝えする文言を入れておくと安心して参加することができますね。

以下に文例を記しますが、各会社やグループでのコロナ対策のルールに則った文言へ変えて記載するとよいでしょう。

【文例】

●当日体調が悪い場合、熱が37.5度以上ある場合、ご家族に体調不良者がいる場合は欠席をお願いいたします。

●当日はマスク会食にご協力いただけるようお願いいたします。

●新年会の会場では、以下の感染対策を行っています。

  • 入場時の検温
  • 消毒液の設置
  • アクリル板設置
  • 定期的な換気
  • 個別皿での料理提供

会場を準備してケータリングや仕出しなどを利用する

先にも述べましたが、いまだコロナ禍である以上、飲食店で大勢での会食や大皿料理での料理共有などに抵抗がある方は、まだまだ多くおられます。

昨今は会社の会議室や地域のコミュニティセンター、いつも集っている場所などを会場として、そちらにケータリングサービスや仕出し弁当など、いつもより豪華なパーティー料理を用意して親睦会や新年会を開くケースも増えています。

こういった形式では料理の共有をすることもなく、席同士の距離も適度に取ることが可能です。

中には集まって挨拶や歓談のみ行い、その場所での飲食は伴わず最後にお弁当を持ち帰ってもらうケースもあるようです。

「新年会を開きたいけれどもまだ用心したい」といった場合は、このような形式での開催もおすすめです。

まとめ

2023年版の新年会について、由来から目的、参加者のマナーや幹事さんの流れまでお伝えしました。

コロナ禍ならではの配慮も加えながら、新しい年を楽しく始めたいものですね。

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