2023年|今年の恵方巻きの方角は?黙って食べる?最も縁起の良い食べ方を知ろう!
節分といえば、豆まきとあわせて「恵方巻き」を食べるのが恒例です。
今年はどの方角を向いて食べればよいのか気になりますね。
恵方巻きには方角だけでなく、「黙って食べる」など古くから伝わっている食べ方や意味があるのはご存知でしょうか?
そこで今回のコラムでは今年(2023年)の恵方巻の方角や縁起が良いとされる恵方巻きの食べ方を、その歴史を交えながら詳しくお伝えしたいと思います!
2023年の恵方巻きはぜひ、最も縁起の良い食べ方を試してみてくださいね。
Contents
今年(2023年)の恵方巻きの方角は「南南東」
今年(2023年)の恵方巻きを食べるときに向く方角は「南南東」です。
正確には「南南東微南・165度」の方角です。
南南東のほんの少し南寄り、といったところでしょうか。
恵方とは
恵方巻きの「恵方」とは、その年で最も縁起が良いとされる方角のことです。
具体的には、陰陽道において歳徳神(その年の福徳を司る年神様)がおられる方角を示しています。
歳徳神がおられる方角は毎年変わるため、恵方も毎年変わります。
だから毎年「今年の恵方巻きは○○の方角を向いて食べましょう」といった表現がなされるという訳です。
恵方は「明の方」や「吉方」などと呼ばれることもあり、恵方に向かって行う物事は全てうまくいく、いわゆる「万事が吉の方角」といわれています。
ちなみによく「恵方参り」という言葉を耳にすると思いますが、恵方参りは自宅から見てその年の恵方に当たる神社仏閣へお参りすることをいいます。
方角(恵方)の決め方
歳徳神のおられる恵方ですが、恵方には
- 東北東
- 西南西
- 南南東
- 北北西
の4つしかないそうです。
恵方はこの4つの方角とその年の十干(じっかん:甲・乙・丙・丁・戊・己・丙・辛・壬・癸)の組み合わせよって決められています。
十干とは陰陽五行説に基づいて暦を表すときなどに用いられる要素で、古代中国より伝わったものです。
十干は10周期であるため、西暦の一の位の数字からも恵方を知ることができますよ。
その年の恵方を知るには下の表をご参考下さい。
恵方巻きを食べるのは「節分」
恵方巻きを食べるのはご存知の通り「節分」で、2023年の節分の日は2月3日となっています。
節分といえば当然2月3日というイメージがありますが、実は年によって1日程度ずれることがあるのです。
最近では2021年の節分が2月2日であったことも話題になりましたね。
もともと節分とは「立春・立夏・立秋・立冬」といった季節の変わり目の前日を指します。
中でも立春は旧暦で新年とされていた日であるため、節分というと立春の前日を指すことが一般的です。
立春は二十四節気(1年を春夏秋冬4つの季節に分け、更に6つに分けて名付けたもの)によって決まり、二十四節気はその年によって多少前後することがあります。
だから2021年はなんと124年ぶりに節分が2月2日だったという訳です。
ちなみに次に日付が異なるのは2025年で、その年は2月2日が節分となっています。
恵方巻きに入れる具材は七福神にちなんでいる
恵方巻きに入れる具材は「うなぎ・えび・かんぴょう・しいたけ・きゅうり・たまご・でんぷ」の七つが定番となっています。
七福神にちなんで七種類用いると良いとされており、上記以外の具を入れる場合でも七種類を意識して取り入れると縁起が良いですよ。
最近では海鮮がたくさん入った恵方巻きなど、種類も増えています。
定番はもちろん、お好きな具材を選んで作ったり購入したりするとよいでしょう。
また、こうした具材を巻き込むことで“福を巻き込む”といった意味もあります。
詳しくは以下のコラムをご参照くださいね。
<参考コラム>【節分の食事】何を食べる?節分の由来から子ども・高齢者向けの食事まで解説
恵方巻きの縁起の良い食べ方とは?
恵方巻きは冒頭で述べた通りその年の恵方となる方角を向いて食べますが、ほかにも縁起を担いだ食べ方の習慣があるので、次に全てまとめてみました。
- その年の恵方に向いて食べる。
- 恵方巻きは切らずに一本丸ごと食べる。
- 願い事をしながら最後まで一気に黙って食べる。
ではそれぞれをもう少し詳しく掘り下げたいと思います。
恵方巻きはその年の恵方に向いて食べる!
繰り返しになりますが、恵方巻きはその名の通り、その年の恵方に向いて食べます。
今年(2023年)の恵方は「南南東」でしたね。
恵方巻きは切らずに一本丸ごと食べる!
通常の巻き寿司は食べやすいように切って食べますが、恵方巻きは切らずに一本のまま丸ごと食べます。
これは福を巻き込んだ恵方巻きを切ると「福を断つ」「縁を断つ」ことになってしまう、といった意味合いがあるためです。
普段めったにできない食べ方ですが、思い切って一本丸ごとがぶりといただきましょう。
恵方巻きは願い事をしながら最後まで一気に黙って食べる!
恵方巻きを食べるときは、心の中で願い事をしながら最後まで一気に黙って食べると願いが叶うと言われています。
食べ終わる前におしゃべりすると、恵方巻きに巻き込んだ福が口から逃げてしまうそう。
おしゃべりせずに最後まで黙って食べることで、口から取り入れた福や運を逃さないようにしましょう。
地域によっては「目を閉じて食べる」「笑顔で食べる」といったならわしもあるようです。
恵方巻きの食べ方をご両親や他地方の方へ聞いてみても、面白いかもしれませんね。
恵方巻きの歴史
恵方巻きの歴史については、諸説あります。
- 戦国時代、武将が節分の日に丸かぶりして出陣・勝利して以降広まった
- 江戸時代末期から明治時代、大阪の商人が無病息災や商売繁盛を祈願して始めた
- 大正時代初期、大阪の花街で節分に恵方を向いてお新香巻きを食べていたものが広まった
等ありますが、元々は大晦日に恵方へお餅をお供えしたことに由来しているともいわれています。
一方、「恵方巻き」という名称が広まったのは意外と最近です。
上記のようなルーツを基に、昭和に入ってから恵方巻きの習慣が広がったようです。
恵方巻きは元々、
- 丸かぶり寿司
- 太巻き
- 節分の巻き寿司
- 幸運の巻き寿司
などと言った名称で、1932年頃から大阪を中心に節分の日に巻き寿司が販売されていました。
この頃には「恵方に向かって巻きずしを丸かぶりする」といった食べ方をしていたようです。
その後、海苔業界による販促活動によって、関西だけでなく全国でも徐々に知られるようになってきました。
1983年には関西のコンビニエンスストアで節分に巻き寿司が販売され、関西の習慣をヒントに1989年に広島のコンビニエンスストアでも節分に巻き寿司を販売した際に、初めて「恵方巻き」という名称となったそう。
そして1998年から全国で「恵方巻き」が販売されたことによって一気に広まり、習慣として定着したようです。
関西でもともと節分に巻きずしを食べる習慣があった地域の家庭では、当時から恵方巻きという呼び方をされていたという説もあります。
このように恵方巻きの歴史や意外な広まり方を知っておくのも、興味深いものがありますね。
まとめ
恵方巻きについて、今年の方角や縁起の良い食べ方、歴史などについてお伝えしました。
- 今年(2023年)の方角は「南南東」
- 具材にも意味がある
- 切らずに一本丸ごと食べる
- 願い事をしながら黙って食べる
というのがポイントです。
とはいえ、お子様や食の細い方は一本丸ごといただくのが難しいですよね。
今回お伝えした食べ方が出来なくても「縁起が悪いかも‥」といった心配はありません。
「こんな意味や歴史があるんだな」と知っておけば、食べ方は取り入れられる部分だけ取り入れて、あとは美味しく・気分よく恵方巻きをいただくのが一番です!
家族で恵方巻きの食べ方や歴史についてお話しし、季節を感じながら団欒のひと時を過ごすのも素敵ですね。
最近はお寺や神社に訪れた方へ恵方巻きを配ったり、会社で社員に配ったりするところもあるようですよ。
今年の恵方巻き、ぜひ楽しんで食べてみてくださいね。
【弁当百貨店】多彩な弁当を配達
弁当百貨店では、多彩な弁当を配送料無料でお届けしています。
「日本のお弁当を、もっとたのしく、もっとおいしく」をモットーに、手軽なお値段の弁当から、法事やお祝いごとでも利用できる高級な弁当まで、幅広く取り揃えました。
ご指定頂いた場所に、こだわりのお弁当をお届けします。
お気軽にご利用ください。
>お弁当をブランドで探す
>お弁当を予算で探す
>お弁当を地域で探す
配達エリア:群馬県・青森県・岩手県・東京都・栃木県・埼玉県・千葉県・茨城県
『弁当百貨店』
〒270-0137 千葉県流山市市野谷398番地