四十九日法要の後の食事は外食?お弁当?流れ・場所・選び方など一挙解説

四十九日の食事は弁当?

四十九日法要は故人が亡くなってから四十九日目(実際は四十九日目が来るの前の土日など)に行う法要で、法要後には食事の場を設けるのが一般的です。

一方で四十九日法要を迎えるにあたり、

「食事はどこで行えばよいのか」

「外食とお弁当はどちらがよいか」

「料理選びで気を付けることはあるのだろうか」

「予算や開始時間は?」

「だいたいの流れすらわからない…」

等々、わからないことが多いのではないでしょうか。

そこで今回のコラムでは、千葉県を中心に関東・東北圏で宅配弁当や仕出しを手掛けている弁当百貨店が、四十九日法要の食事について解説します。

これから四十九日法要を迎えられる方はぜひご参考下さい。

四十九日法要とは

四十九日法要

法事や法要は、故人を偲んで冥福を祈るための行事です。

中でも四十九日法要とは、故人が亡くなってから四十九日目に行う法要のことをいいます。

亡くなった方は、七日ごとに生前の行いを裁く審判を受けると言われています。

そして四十九日目が最後の審判であり、故人が極楽浄土に行けるかどうかが決まるそうです。

したがってご遺族は七日ごとにお祈りし、最後となる四十九日法要では故人が極楽浄土へ行けるよう供養します。

また、四十九日法要には「忌明法要」または「満中陰法要」とも呼ばれ、「それまで喪に服していたご遺族が日常の生活に戻る日」という意味もあります。

 

四十九日法要から食事までの大まかな流れ

四十九日法要から食事までの大まかな流れは次の通りです。

  1. お坊さんによるによる読経
  2. 参列者の焼香
  3. お坊さんによる説法
  4. 納骨式
  5. 食事
  6. お返し物を渡して終了

なお、納骨を四十九日法要と別の日に行う場合は、法要後に食事へとうつります。

 

四十九日法要後の食事の意味と役割

四十九日などの法事や葬儀の際に行われる食事や食事会を「お斎(おとき)」と呼びます。

食事は一般的に、法要の後に行われます。

四十九日法要後の食事では、故人を偲び思い出話をしながら食事をすることで供養をするという意味が込められています。

また、読経をして下さったお坊さんや参列者への、感謝の気持ちを表すための席でもあります。

食事の流れとしては、

  1. 始めの挨拶・献杯(喪主)
  2. 食事
  3. 終わりの挨拶(喪主)
  4. お返し物を渡し手終了

が一般的です。

 

四十九日法要での「食事場所」

四十九日法要後の食事イメージ

四十九日法要での食事場所は、一般的に次の場所で行うことが多いです。

  1. お店(レストラン・料亭・ホテル等)
  2. お寺
  3. セレモニーホール
  4. 自宅

それぞれのメリットデメリットや向いているケースは次の通りです。

1.お店(料理屋・レストラン・ホテル等)

日本料理屋やレストラン、ホテルなどのお店で法要後の食事を行うと、部屋の準備や片付けなどの手間がかかりません。

人数や予算に応じて料理や部屋を選べ、会場によっては駐車場や設備も整っているので喪主の負担が軽くなるといったメリットがあります。

一方で予算が高くなりがちな面や、小さいお子様がいると気を遣うといった面があること、移動の手間がかかる点や近くに適したお店がない場合があるといったデメリットもあります。

人数が多い場合や、喪主の負担を少しでも減らしたい場合、近くに適したお店がある場合に向いています。

【向いているケース】

  • 参列者の人数が多い場合
  • 喪主や遺族の手間や負担を最小限にしたい場合
  • 近くに適した店がある場合

2.お寺

先祖代々のお墓があるなどお寺とのおつきあいがある場合、お寺で法要を行ってそのままお寺で食事を行うケースもあります。

法要の段取りから準備・片付けまでスムーズにしてもらえるほか、人数が多くてもスペースが確保されている点、そして四十九日法要の後に納骨も行えるというメリットがあります。

一方でお寺の場合は準備と後片付けまで行わなければならない点、場所の利用料を支払わなければならない点、お弁当などの料理を自分達で手配しなければならない点、お茶の準備等も自分達でしなければならない点がデメリットといえます。

先祖代々のお墓がある菩提寺がある場合や、家の慣習にしたがって行いたい場合、納骨までスムーズに行いたい場合に向いています。

【向いているケース】

  • 先祖御代々の菩提寺がある場合
  • 墓地とお寺が隣接していて納骨まで行う場合
  • 慣習的にお寺で行っている場合

3.セレモニーホール

近年増えているのがセレモニーホールで法要後に食事まで行うケースです。

セレモニーホールで行う場合、法要の準備から片付け、会場セッティングの手間がかからないほか、後移動することなくそのまま食事が出来るといったメリットがあります。

特にセレモニーホールの場合は会場が整っており、駐車場も完備であることがほとんどのため、利便性が高いといったメリットもあります。

一方で会場費が必要となる点、食事は別でお弁当等を注文しなければならない事が多い点がデメリットといえます。

会場によっては食事の選択肢が少ないこともあります。

法要から食事まで自宅以外の同じ場所で済ませたい場合、参列する人数が多い場合に向いています。

【向いているケース】

  • 参列する人数が多い場合
  • 法要から食事まで同じ場所で済ませたい場合
  • 納骨を別の日に行う場合

4.自宅

自宅で食事をするパターンとして、お寺で四十九日法要を済ませて自宅に移動する場合と、お坊さんが自宅に来てくれて自宅で四十九日法要をする場合とがあります。

住み慣れた自宅で食事会を行えるのは、故人はもちろん、参加する方々も遠慮がなく、くつろいだ雰囲気で過ごせるのが大きなメリットです。

会場費もかからず、小さなお子様がいても自由がきき、お弁当や仕出しも好みのものをチョイスすることができます。

自宅で四十九日法要を済ませた場合、移動も少ないので楽ですね。

一方で、準備や片付けに相応の手間がかかる点や、場合によっては駐車場の手配をしなければならない点がデメリットです。

また、法要も自宅で行う場合は祭壇やお供えなどの準備も必要になります。

比較的小規模・少人数で行う場合や、小さなお子さまや赤ちゃんがいる場合、アットホームに行いたい場合に向いています。

【向いているケース】

  • 比較的少人数の場合
  • 小さな子どもや赤ちゃんがいる場合
  • 可能な自宅スペースがある場合
  • 慣習的に自宅で行っている場合

 

四十九日法要での「食事時間」

四十九日の法要の時間はお坊さんや会場の都合にもよりますが、通常は食事をする時間を考慮して、開始時間を日中に設定するケースが多いです。

食事の時間としては約2時間位を見積もっておくと良いでしょう。

食事の場所が法要の場所と異なる場合は、移動時間も考慮しましょう。

【時間】

  • 食事の時間を考慮して法要の開始時間を決める(通常は日中)
  • 食事時間は2時間程度

 

四十九日法要での「食事の費用相場」

四十九日法要での食事をいくらにするかは、各ご家庭の習わしや場所にもよりますが、3,000~10,000円の間位が相場といわれています。

各ご家庭ごとの予算や会場費などと照らし合わせて決めるとよいでしょう。

自宅やお寺以外の場所で行う場合は、飲み物代が含まれるか等もあわせて事前に確認しておきましょう。

【費用相場】

  • 3,000~10,000円(家庭や地域による)

 

四十九日法要での「食事・お弁当の選び方」

四十九日の食事の選び方

四十九日法要の後の食事は、もともとはお坊さんへお出しする、肉や魚などを使わず野菜や豆腐などの植物性の食材のみで作った「精進料理」でした。

しかし現在は、通常の料理をお出しするのが一般的です。

通常の料理と法要の料理との違いは、お祝いを連想させるもの(紅白、伊勢海老、鯛など)が取り入れられていない点です。

食事をお店で行う場合、あらかじめ四十九日法要の食事であることを伝えておけば、仏事用の会席料理やお膳を用意してくれます。

お弁当や仕出しを頼む場合でも、仏事用の料理の中から選ぶことができます。

お店であればお部屋や会場のセッティングが落ち着いたものになっていたり、食器や箸袋、ランチョンマットが仏事用に変えられていたりします。

お弁当や仕出しであれば、パッケージや箸袋が仏事用の落ち着いたものになっています。

四十九日法要など法要の後食事では、立食形式やオードブル形式よりも、一人分がはっきりと分かれている料理が好まれます。

【ポイント】

  • 精進料理でなくてもよい
  • 慶事を連想させない料理
  • 仏事用で注文
  • お膳や会席料理などの個別料理がよい

法事のお弁当の選び方については、下記のコラムもご参照ください。

参考コラム

 

四十九日法要での「お返し物」

四十九日法要では通常、参列者へ「お返し物(返礼品、引き出物)」を渡します。

お返し物とは、参列者へのお礼の品物です。

多くの場合、食事が終わる前あたり~喪主の終わりの挨拶時にお渡します。

お返し物の相場は地域や家庭にもよりますが、だいたい2,000~5,000円が相場といわれています。

なお、お香典やお供えをいただいた場合などでは、食事の時ではなく後日郵送する場合もあります。

【ポイント】

  • 相場:2,000~5,000円
  • 表書き:「志」「満中陰志」「粗供養」
  • 品物:消え物(お茶、お菓子、海苔、洗剤など)、タオル、カタログギフトなど

 

四十九日法要で「食事会をしない」場合は?

何らかの事情で四十九日の法要後に食事の場を設けない場合は、事前に案内をしておくとスムーズです。

その場合、

  • 持ち帰り用のお弁当
  • お酒(小瓶など小さい物)

を準備して、持ち帰ってもらうのが一般的です。

持ち帰り用のお弁当も食事の場を設ける場合と同様に、仏事用のものを注文して準備しておきましょう。

また、持ち帰り用のお弁当は各人の移動などを考慮して、生ものを避けるなどと言った配慮をしておきましょう。

 

四十九日法要で「お坊さんが食事会に参加しない」場合は?

お坊さんが食事会を辞退された場合、「御膳料」としてお金をお包みしてお渡しします。

法要後に「御布施」を渡す時に、別途「御膳料」として準備しておき、両方ともお渡しします。

相場は地域や家庭によって異なるため、5,000~20,000円位の幅があります。

前例があれば参考にするとよいでしょう。

【ポイント】

  • 相場:5,000~20,000円位
  • 表書き:「御膳料」

 

まとめ

今回は四十九日法要の後の食事について解説しました。

故人の生前のご意向や喪主の意向、各ご家庭や地域の慣習などに則りながら、いちばん合った方法で食事の場を設けるとよいでしょう。

故人とのお別れは辛いものですが、亡くなってからはしばらくの間、喪主をはじめご遺族の方は忙しい期間でもあります。

四十九日法要は亡くなった方の最後の審判の時であり、ご遺族にとっては忌明けでもあります。

参列者の皆さんで故人を偲びながら、思い出話とともに食事のひと時を過ごして下さい。

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