母の日はいつから始まった?日本での歴史やルーツと海外の母の日事情

日本の母の日の歴史と海外の母の日

5月の行事のひとつに「母の日」があります。

母の日は保育園や幼稚園の行事としてはもちろん、大人になっても実のお母さんや義理のお母さんへ感謝を伝えたり、プレゼントを贈ったりする方が多いのではないでしょうか。

中には毎年プレゼントに頭を悩ませている方もおられるかもしれませんね。

2023年の母の日は5月14日の日曜日ですが、日本では「毎年5月の第2日曜日」が母の日となっており毎年日にちが変わります。

実はこれ、アメリカの母の日に倣っていたことはご存知でしょうか?

このように日本で定着している母の日ですが、そのルーツや詳細はあまり知られていませんよね。

そこで今回のコラムでは日本の母の日はいつから始まったのかその歴史やルーツを深掘りするとともに、海外の母の日事情についてもご紹介します。

母の日がいつから始まったのかルーツを知りたい方はもちろん、母の日のプレゼント選びに迷って一息入れたい方もぜひご一読くださいね。

 

日本の母の日は国民の祝日ではない?

冒頭でお伝えしたように今年(2023年)の母の日は5月14日に日曜日ですが、実は母の日は国民の祝日という訳ではありません

日本には「国民の祝日に関する法律」があり1年の祝日が定められていますが、その中に「母の日」という祝日は存在しないのです。

祝日の内容をよく見てみると、5月5日の「こどもの日」が、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」日と定められています。

現在は5月の第2日曜日の母の日に日頃の感謝を伝えるようになっていますが、祝日としては、こどもの日にお母さんへ感謝を伝えるという意味合いが込められているようです。

参考リンク

日本の母の日はいつから始まったの?

母の日はいつから始まったの?

では日本の母の日がいつから始まったのかについて、その歴史を深掘りしていきたいと思います。

 

明確な始まりは1913年(大正2年)

日本の母の日がいつから始まったかについては諸説ありますが、明治時代の末期には始まっていたのではないかと言われています。

その頃はキリスト教徒を中心に広まっていたそうですが、明治時代はキリスト教に関して普及が広まったり風当たりが強くなったりを繰り返していたせいもあってか、明確な母の日としての始まりは1913年(大正2年)といわれています。

1913年に東京のキリスト教を信仰する大学で「母の日」が紹介され、学内のチャペルで「母の日記念礼拝」を行ったそうです。

それ以降、キリスト教関係団体や日曜学校によって母の日が徐々に広まったと言われています。

 

認知されたのは1937年(昭和12年)

日本で広く母の日が知れ渡ったのは、1937年(昭和12年)に大手お菓子メーカーが「母の日大会」を開催したことがきっかけだと言われています。

遊園地に約20万人の母親を招待したり、お菓子の引換券をプレゼントしたり、図画や作文を募集するなどの催しをしたことで全国的に母の日が広まりました。

その後1931年には日本の皇后の誕生日(3月6日)を母の日とする動きもみられましたが、戦後となる1949年(昭和24年)頃からアメリカ文化の流入に伴い、アメリカの母の日である「5月の第2日曜日」が母の日として定着しました。

 

日本の母の日はアメリカから伝わった

母の日の花束

母の日はアメリカだけでなく世界各国にもありますが、日本の母の日の風習は、アメリカの母の日が伝わったものです。

アメリカで母の日がいつから始まったかというと、祝日としては1914年に定められました

当時のアメリカ大統領(トーマス・ウッドロウ・ウィルソン氏)が、5月の第2日曜日を母の日と制定し、国民の祝日としたそうです。

もっともその起源はもう少し古く、南北戦争後の1870年にさかのぼります。

その年、アメリカで奴隷制廃止、婦人参政権実現、反戦を掲げる女性活動家ジュリア・ウォード・ハウさんが「母の日宣言」をしました。

その後、彼女の活動に共感したもう一人の女性活動家であり、負傷兵の衛生改善活動もしていたアン・ジャービスさんが、1905年に亡くなります。

アン・ジャービスの亡き後、娘のアンナ・ジャービスさんが母への追悼の意を込めて教会で母の日の集いを開催しました。

その後も娘のアンナさんは毎年5月に教会での集いや、「母へ感謝の気持ちを捧げる機会を設けるべき」という呼びかけなど行い、やがて大統領へも届き「母の日」として祝日とされたそうです。

ちなみにこの時、亡き母には白いカーネーションをたむけ、ご健在の母には赤いカーネーションを渡したと言われています。

 

母の日そのものの起源は諸説ある

このように日本の母の日はアメリカから伝わったものですが、海外も含めた母の日の起源については

  • 古代ギリシャ発祥説
  • イギリス発祥説

と諸説あります。

古代ギリシャでは、ギリシャ神話における大地の女神レア(レア―、レイア、一説にはリーアとも呼ばれる)へ感謝を捧げる「春祭り」であったと言われています。

この春祭りが母の日の起源とされることもあるようです。

また、イギリスでは「マザーズサンデー」または「マザリングサンデー」とよばれる、いわゆる「母の日」があります。

こちらは17世紀頃から続くキリスト教祭事で、「イースター(復活祭)」の3週間前にあたる日曜日が該当します。

もともとは、レント期間(イースターの46日前から当日までの間)に帰省してマザー・チャーチ(母教会)に行く日を指していたと言われています。

当時は若くして出稼ぎに行くことが珍しくなく、この日は母親と過ごすために出稼ぎ労働者を里帰りさせていたことからも、母の日の意味合いも持ち合わせていると言われています。

 

海外はどう?現在の母の日事情

現在の日本の母の日は、感謝とともにカーネーションを中心としたお花やお菓子やコスメなど、お母さんが喜びそうなプレゼントを渡したり贈ったりする習慣が広く定着していますよね。

お子様がお母さんへ食事を作ってあげたり、保育園や幼稚園ではお母さんや大切な人へというテーマで絵や手紙をかいたりしています。

では海外の母の日は何をするのでしょうか。

現在の海外の“母の日事情”をお伝えしたいと思います。

 

アメリカ

アメリカの母の日

現在のアメリカの母の日は、実母や義理の母ははもちろん、奥様や祖母など母となっている人に対しても感謝を伝える日でもあるとのこと。

贈り物の定番はお花やカード、風船、ケーキなどが定番だそう。

お花もカーネーションというよりは、バラ・ひまわり・あじさいなどが人気のようです。

高価なプレゼントをするというよりは、その日は一緒にランチに出かけたり、ご飯を作ってあげたり、カードに感謝の言葉を記したり、電話で感謝を伝えたりというように、「母の労をねぎらい、感謝をする」ことがとても大切にされています。

 

イギリス

イギリスの母の日

イギリスの母の日は先述の通り、5月ではなくイースターの3週間前にあたる日曜日ですので、3月であることが多いです。

イギリスの母の日は、イギリスの文化でもあるカードが欠かせません。

お花はカーネーションよりもラッパスイセンを贈る習慣があり、バラなどの花束や寄せ植えを贈るのも人気です。

母の日に子ども達が教会に集まり、そこで受け取った花をお母さんへプレゼントする習慣もあるそう。

また、「Breakfast in bed」といって、朝ごはんがベッドに運ばれてきて、そこでゆっくりいただくといった習慣もあるようです。

アメリカで母の日が制定されてからはその影響もあり、現在では母の日が近くなると街のお店も母の日の綺麗なディスプレイであふれます。

ギフトとしてチョコレートやワイン、マグカップやお菓子なども人気です。

レストランでの食事やアフタヌーンティをプレゼントすることもあるそうですよ。

シムネルケーキ(別名:マザリングケーキ)とよばれる伝統的なケーキも食べられます。

 

イタリア

イタリアの母の日

「マンマ(お母さん)」の国イタリアの母の日も、5月の第2日曜日です。

イタリアでは母の日にカーネーションではなく、アザレアやお母さんの好きな花を贈るのが一般的です。

街には「Festa della mamma」と書かれたポスターが貼られたり、母の日ギフトも並んで賑わうそう。

プレゼントを贈ったり、家族で食事をすることが多いとのこと。

一方で日本や他のヨーロッパ諸国に比べると、盛り上がりはさほどでもないようです。

イタリアでは普段からお母さんへ感謝を伝えるのが習慣としてある事や、3月8日の「ミモザの日」がお母さんに限らず男性から女性へ感謝を伝える日であり、どちらかというとそちらの方が盛り上がると言われています。

 

フィンランド

フィンランドの母の日

フィンランドの母の日も、5月の第2日曜日です。

フィンランドでは母の日のサプライズとして、「母の日の朝は子供たちが朝食を作り、お母さんのベッドに運んでゆっくり朝食を楽しんでもらう」という習慣があるそうです。

イギリスの「Breakfast in bed」とよく似ていますね。

この習慣はスウェーデンやオランダにもあるようですよ。

他にも日本や他国と同様にカードやプレゼントを贈るそうですが、お花はカーネーションではなくミニバラか、ヴァルコブオッコという野草を摘んできてお母さんへプレゼントするという習慣があります。

 

韓国

韓国の母の日

お隣の国、韓国ではどうでしょうか。

韓国には母の日はなく、5月8日に「オボイナル」という「父母の日(両親の日)」があります。

もともとこの日は1956年から母の日とされていましたが、1973年から父母の日となったそうです。

韓国の父母の日には、日本と同様にカーネーションを贈るのが定番です。

日本のカーネーションよりもカラフルで鮮やかな色のものが多いそうですよ。

カーネーションの他にも父母の日には健康グッズや旅行、美容用品をプレゼントするのが人気です。

また、お金贈るのも一般的で、お金をきれいにラッピングして花束に混ぜたりプレゼントする習慣もあるようです。

 

まとめ

日本の母の日はいつから始まったのかについて起源とともに、海外の母の日事情についてお伝えしました。

起源や習慣は若干違っていても、日本でも海外でもどの国でも共通しているのははやり「母への感謝を伝える日」であることです。

普段なかなか伝えることのできない感謝の気持ち。

大切なお母さんと過ごせる時間も無限にあるわけではありませんよね。

今年はいつも以上に心を込めて、感謝を伝えてみてはいかがでしょうか。

 

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