【七夕にやること】何する?何食べる?豆知識を知って家族で楽しもう!

七夕にやることとは

7月7日は「七夕」です。

今年(2023年)の七夕は火曜日となっています。

日本に伝わる行事は保育園や幼稚園、学校などでも教えてくれますが、やはり家族でも楽しみたいですね。

一方で、

  • 「七夕にやることって、短冊を書くだけ?」
  • 「七夕の日って何食べるの?」
  • 「そもそも七夕ってどんな話だったかな?」

と思われる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回のコラムではたくさんの美味しいお弁当を作っている弊社ならではの視点で、七夕の行事食や定番の食べ物昔話やルーツ、そして七夕にやることまで豆知識とともにわかりやすくお伝えしたいと思います!

七夕のルーツと実在する星

七夕のルーツと天体

七夕は日本では「織姫(おりひめ)と彦星(ひこぼし)」の昔話として語り継がれ広く知られていますが、あわせて七夕の由来、そして夜空に輝く天の川と星々たちについて知っておけば、より七夕の行事を楽しめるのではないでしょうか。

まず、七夕の昔話のあらすじを簡単におさらいすると次のようになります。

天帝の娘であり、天の川の東側に住む働き者の機織(はたおり)「織姫(織女)」と、天の川の西側に住む働き者の牛使い「彦星(牽牛郎)」は、天帝が仲を取り持ち結婚しました。ところが夫婦となると、仲が良すぎるあまり二人とも働かなくなってしまいました。

天帝は怒って、二人を天の川の東西に引き離しました。しかし今度は二人とも悲しみに暮れて仕事が手につきません。

そこで天帝は年に1度、7月7日の夜に限って会うことを許しました。7月7日になると天の川には天帝の命の下にカササギという鳥がたくさんやって来て橋を掛け、二人は会うことができるのです。

 

微妙なニュアンスの違いはありますが、多くの人がこの内容でご存知なのではないでしょうか。

地域によっては、“7月7日に雨が降ると二人は会えない”という言い伝えもあるようです。

 

【豆知識①】七夕は中国と日本のミックスカルチャー

七夕は「たなばた」または「しちせき」と呼ばれ、暦の上では五節句のひとつです。

五節句とは、古代中国から日本へ伝わった「節句」という暦のうち、今なお日本に残っている五つの節句のことです。

※五節句

  • 1月7日 :人日(じんじつ)の節句
  • 3月3日 :上巳(じょうし)の節句
  • 5月5日 :端午(たんご)の節句
  • 7月7日 :七夕(しちせき)の節句
  • 9月9日 :重陽(ちょうよう)の節句

日本の七夕の由来は諸説ありますが、次の行事や伝説がミックスされたものだと考えられています。

 

■中国の神話「牛郎織女(ぎゅうろうしょくじょ)」

中国に古くから伝わる神話で、冒頭にお伝えした日本の「織姫と彦星」の昔話とよく似た内容の物語。

■中国の年中行事「乞巧奠(きっこうでん)」

古代中国の年中行事で、7月7日の夜に糸や針の仕事を司る織女に対して、手芸や機織りなどの技巧が上達することを願う行事。

■日本の神事「棚機(たなばた)」

日本で行われていた禊ぎの神事で、「棚機女(たなばたつめ)」とよばれる選ばれし少女が、豊作祈願や人々の禊ぎのため川辺に棚を敷いて着物を織る神事。

 

時系列としては、

  1. 元々日本へ「棚機」の風習があった(万葉集の歌に記載あり)
  2. 奈良時代に日本へ中国の「乞巧奠」が伝わる
  3. 両者が融合して日本の貴族で催されるようになる
  4. 形を変えながら民衆にも広がる

といった感じでしょうか。

七夕を「たなばた」と読むルーツは、「棚機」にありそうですね。

また、旧暦ではお盆が7月15日は前後であったため、七夕はかつてお盆にまつわる行事として催されていました。

しかし明治に改暦が行われて以降はお盆が8月15日前後とされたため、やはり少しづつ形を変えながら現在の七夕の形が定着していきました。

 

【豆知識②】七夕にまつわる星と天の川はちゃんと実在する

七夕 夏の大三角

7月7日になると夜空に天の川が見えますが、織姫星や彦星は天の川を挟んで実在しています。

 

まずは天の川の正体からご説明します。

私たちの住む地球は太陽系の惑星のひとつであり、太陽系が存在する銀河は銀河系ですよね。

そして天の川の正体は、銀河系を内から見た「無数の星」だそう。

ちなみに日本のある北半球では夜に銀河系の中心部へ向いてるため、天の川は夏が一番濃く見えるそうですよ。

 

そして織姫星と彦星は、「夏の大三角」をつくる星座の一等星たちです。

夏の大三角は、こと座、わし座、はくちょう座にある一等星を結んだ三角形でしたよね。

  • こと座の一等星(ベガ)= 織姫星
  • わし座の一等星 (アルタイル )= 彦星
  • はくちょう座にある一等星(デネブ) = カササギ

となっており、夏の夜空には天の川を挟んで織姫星(ベガ)と彦星(アルタイル)があり、天の川上にカササギ(デネブ)が輝いているのを見ることができます。

 

七夕に“やること”は2つ!

七夕にやること

では実際に七夕でやることには何があるでしょうか。

ひとつはお馴染みの、

「笹に短冊や七夕飾りを吊るす」

です。

そして地域にもよりますが、

「夏野菜をお供えする」

ということも、中四国地方を中心に意外とたくさんの地域で行われています。

実はこうした“やること”にも、それぞれにちゃんと意味があります。

次ではこのような七夕の”やること”に関する豆知識をご紹介します。

 

【豆知識③】笹に短冊を吊るす理由

七夕は別名「笹の節句」「笹竹の節句」とも呼ばれています。

笹や竹は生命力が強く天へ向けてまっすぐに伸びていること、笹の重なり合う音が神様を招くと考えられていたことなどから、古くから神事に用いられていました。

七夕も神事がルーツであり、天の神様やご先祖様に願い事が届きやすいと信じられていたことから笹に短冊を吊るしたと考えられています。

 

【豆知識④】短冊の色や七夕飾りにも意味がある

「五色の短冊~」と七夕の歌にもあるように七夕の短冊は五色あり、それぞれに意味があります。

この五色は中国の『陰陽五行説』に基づいた「青(緑)・赤・黄・白・黒(紫)」を指しており、それぞれ次のような意味があります。


【色】    【表す物】      【意味】

)          徳を積む、人間力を高める

赤             両親、先祖への感謝

黄             信頼、友人を大切にする

白             義務や決まりを守る

)          学業向上


 

また、折り紙や和紙で作る七夕飾りにもそれぞれ次のような意味が込められています。


【飾り】           【意味】

ちょうちん     短冊に書かれた願いや自分達を明るく照らす

吹き流し      裁縫・機織りの上達、長寿、魔よけ

綱飾り       豊年豊作、大漁

輪つなぎ      夢がつながるように

三角・四角つなぎ  裁縫の上達

折り鶴       長寿祈願、家内安全

神衣        厄払い、裁縫の上達、衣服に困らない

巾着・財布     金運上昇

くずかご      物を粗末にしない


なお、折り鶴や神衣、巾着・財布、くずかごは地域によって飾らないところもあるようです。

 

【豆知識⑤】夏野菜をお供えするのは旧暦お盆の名残

地域によっては七夕になすやきゅうりなどの夏野菜をお供えします。

この理由には諸説ありますが、七夕が旧暦のお盆であったことの名残であることが有力説とされています。

地域によって、お盆に「精霊馬(なすやきゅうりに割り箸や爪楊枝を刺して牛、馬に見立てたもの)を飾ります。

繰り返しになりますが七夕は旧暦のお盆(7月15日前後)にまつわる行事であったため、その流れを汲んで今でも七夕になすやきゅうり、場合によっては精霊馬を飾る地域もあるようです。

 

七夕の行事食は「そうめん」

七夕の行事食そうめん

行事食とは、季節ごとの行事やお祝いの日に食べる特別な料理のことです。

季節ごとの行事やお祝いの日に食べる特別の料理を「行事食」といいます。

引用:農林水産省HP

 

七夕の行事食は「そうめん」です。

七夕の日に食べるそうめんは天の川や裁縫の糸に見立てられたりもしますが、こちらも起源は中国のお菓子「索餅(さくべい)」だといわれています。

「索餅」は小麦粉を練り編んで揚げたお菓子のことで、古代中国では七夕の日に「索餅」をお供えし、無病息災を祈っていたそうです。

そして「索餅」がのちに、同じく小麦粉と用いたそうめんへ形を変えたと考えられています。

そうめんも小麦粉を練って油を使用してつくられる食べ物であることを考えると、お菓子ではない物のなんだか共通点を感じられますね。

 

行事食以外では何食べる?七夕で定番の食べ物

七夕の夏野菜

では行事食のそうめん以外で、七夕によく食べられる定番の食べ物には次の5つが挙げられます。

  • ちらし寿司
  • 夏野菜
  • 笹をつかった食べ物
  • 星型の食べ物

それぞれおについて、もう少し詳しくみてみましょう。

 

ちらし寿司

「ちらし寿司」は七夕に限らず、行事やお祝いの食卓で定番の料理です。

たとえば桃の節句(3月3日)や端午の節句(5月5日)などのお祝いの席でも、ちらし寿司はよく食べられています。

五節句のひとつでもある七夕でも、ちらし寿司を食べるご家庭は多いようです。

ちらし寿司が縁起が良いといわれお祝い事によく用いられる理由には、

  • 具材ひとつひとつにおめでたい意味がある

(例)錦糸卵:金銀財宝が貯まる、えび:背中が曲がるまで長生きできる、など

  • 見た目がとても華やかである

といった点が挙げられます。

また、最近ではご飯に混ぜるだけで手軽に作れるキットが販売されているのも、忙しい現代ならではの理由としてあるかもしれませんね。

参考リンク

 

夏野菜

七夕にやることのひとつにも用いられる、なすやきゅうりといった「夏野菜」も七夕の定番料理によく用いられる食材です。

特におすすめは「オクラ」

オクラは切り口が「星」の形をしていることもあり、七夕の定番食材としてよく用いられています。

そうめんに盛り付けたり、お味噌汁やサラダの具材としても重宝します。

星型に型抜きした人参とともにカレーにトッピングすれば「七夕カレー」にもなりますね。

また、オクラにはビタミン(βカロテン、葉酸)・ミネラル・食物繊維が豊富に含まれており、免疫力の維持や細胞の生産・再生に役立ちます。

まさに暑さが増して疲れが出やすい7月にピッタリの食材ではないでしょうか。

その他の夏野菜も、そうめんに合わせて天ぷらにしたり、サラダとして手軽に準備できます。

旬の野菜にはその季節に合った栄養価がたっぷり含まれているので、ぜひ七夕メニューにも取り入れたいですね。

 

【豆知識⑥】7月が旬の野菜(代表的なもの)

  • なす
  • きゅうり
  • とうもろこし
  • オクラ
  • ピーマン
  • トマト
  • 枝豆
  • とうがらし(ししとう)
  • そうめん瓜
  • ゴーヤ
  • みょうが
  • セロリ
  • ラディッシュ
  • 新生姜
  • にんにく

 

笹をつかった食べ物

短冊を笹に吊るすように笹と七夕は深い関わりがあるため、「笹をつかった食べ物」も七夕でよく食べられます。

たとえば「笹団子」

笹団子とはヨモギ団子で餡を包み、何枚かの笹の葉でくるんで蒸した和菓子のことです。

また、「笹寿司」も七夕らしい料理としてよく食べられます。

笹寿司は笹の葉の上にすし飯を盛り、そのうえに具材や薬味を乗せたお寿司のことです。

どちらも今や全国各地でも食べられていますが、元々は北信越地方で食べられていた郷土料理で、「上杉謙信も保存食として笹団子や笹寿司を携帯していた」とも言われています。

笹の葉には殺菌作用もあるので、食べ物が傷みやすい夏の食べ物とは相性が良いようです。

 

星型の食べ物

「星型の食べ物」全般も、七夕の定番料理や定番食材として食べられています。

行事食のそうめんや、カレー、オムライス、グラタン、サラダなどお子さまの好きな料理に星型のものを載せて盛り付けるだけで、一気に七夕料理になります。

夏野菜でもご紹介したオクラをはじめ、野菜・果物・チーズ・ハム・食パンなどは星形にくり抜きやすいため、さまざまな料理でトッピングや具材として用いられています。

また、デザートでも星形にくり抜いたゼリーやケーキなど、星が連想されるものが七夕のデザートとして人気が高いです。

くり抜き作業や盛り付けをお子さまと一緒に行ってみるのも、楽しいかもしれませんね。

 

まとめ

今回は七夕の行事食や食べ物、七夕のルーツ、そして七夕にやることについてご紹介しました。

短冊を書いたり夏野菜を飾ったりといった伝統的なことだけでなく、よかったら今回ご紹介した豆知識を使って、昔話や七夕のルーツを話しながら一緒に七夕料理を作ったり、星の観測をしてみるのも新しい”やること”のひとつになるかもしれませんね。

「七夕」をキーワードに、ぜひ楽しい家族団らんのひと時をお過ごしください!

 

七夕の夜は大人も楽して「ご馳走」もおすすめです!

とはいえ、お父さんもお母さんも忙しい現代です。

今年は7月7日が火曜日と平日ですし、お料理をするのも大変ですよね。

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楽しいご飯、楽しい団欒の時間が何より一番ですよね。

美味しいお弁当をみんなで囲んで、七夕談議をしてみるのも楽しいかもしれませんよ。

 

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